千葉県八街市を拠点に、ハウスクリーニングを手がける「マルカクリーンサービス」の加藤さん。
前職はパチンコ店の店舗責任者という、まったくの異業種からの転身でした。
開業時は集客の方法が分からず不安を抱えていましたが、ミツモアの自動応募を使いこなし、登録直後から1日1件ペースでの受注を実現。
そんな加藤さんにミツモア活用術をお聞きしました。
開業への道のり

── ハウスクリーニングを始めるまでの経緯を教えてください。
加藤さん:パチンコ店で店舗責任者として働いていたんですが、業界的に衰退してきているのを感じていて。自分でできる仕事を探していた時に、ハウスクリーニングという選択肢に出会いました。
── そこからどのように開業に向けて準備されたんですか?
加藤さん:大手のフランチャイズの説明会にも行ったんですが、集客は安定するかもしれないけど、出ていくものも大きいし、年間契約の縛りもある。どうせやるなら自分の力だけでやってみたいと思って、ハウスクリーニング協会で学ぶ道を選びました。
協会で1週間ほどの講習と研修を受けて、その後は先輩方の現場についていって教えてもらったり、知り合いや身内のところで練習させてもらったりして、実務経験を積んでいきました。協会ではハウスクリーニング士の資格も取得して、肩書きを持つことでお客様に信頼していただけるようにしました。
集客の壁にぶつかって
── 最初の集客はどうされたんですか?
加藤さん:最初はホームページもない状態だったので、Googleマップやインスタグラムくらいしかできることがなかったですね。
Googleマップは、お店の情報を登録するとGoogleの地図検索で出てくるサービスなんですが、登録したら集客会社からの営業電話が1時間くらいずっと鳴りっぱなしで。でも全部業者からで、お客さんからじゃないんです(笑)。
インスタグラムでは広告を使って、「ハウスクリーニング始めました。実績を作りたいので、全部半額でやります」「まだ経験が浅いので時間はかかるかもしれませんが、やることはちゃんとやります」という感じで、正直にモニターキャンペーンで募集していました。
── インスタグラムでの集客はうまくいったんですか?
加藤さん:それなりに仕事はもらえたんですが、投稿するための動画や画像の編集に、すごく時間がかかって。現場に出る時間が増えると、帰ってきてから編集する時間がなくなってきたんです。小さい子供が3人いるので、家族との時間も大事にしたくて。両立が難しくなっていました。
── そんな中で、ミツモアに出会われたんですね。
加藤さん:はい。ハウスクリーニング協会を卒業する時に、講師の方が「ミツモアに登録した方がいいですよ」と勧めてくれたんです。「最初に何もない状態で始めたところで、集客っていうのはやっぱりすごく大変。認知もない。第一歩の集客手段として、ミツモアは協会でも推しているサイトだから」と教えてくれて。知っている人、信頼している人からの紹介だったので、安心して登録できました。
その後、別のマッチングサイトにも登録してみたんですが、全然集客力がなくて、月額費用が結構大きくて、年間契約で1年間解約できないという縛りもあって。でもミツモアはコンスタントに案件が来るので、全然違いましたね。
登録直後から1日1件の成約

── 登録してから、どれくらいで成果が出たんですか?
加藤さん:登録したのが2025年8月で、登録直後から1日1件ペースで案件が取れるようになりました。時期的にもすごく良かったんだと思います。ちょうどエアコンクリーニングの需要がある時期で、その後すぐに年末の大掃除シーズンに入っていったので。
ミツモアには「自動応募」という仕組みがあって、自分が設定した条件に合う案件に、自動で見積もりを送ってくれるんです。最初の設定はちょっと大変でしたが、一回決めちゃえばあとは全部自動。どんどんスケジュールが埋まっていきました。
逆に休みがなくなっちゃって、途中で「これはダメだ、体を壊す」と思って、定休日を設けるようにしました(笑)。それくらい、最初の反響が良かったです。
── それはすごいですね(笑)
自動応募機能とは
設定した条件に合致する案件に、自動で見積もりを送信する機能。時間がない事業者でも、取りこぼしなく案件にアプローチできる。
成約率を上げるために工夫したこと

プロフィールの工夫
── 成約率を上げるために、どんな工夫をされましたか?
加藤さん:協会の講師から散々言われたのが、「顔写真は笑顔で、120%の笑顔で!」ということでした。しかも、自撮りで室内で撮ると暗くなっちゃうので、外で撮った明るい写真を使うようにしています。背景も含めて、全体的に明るい雰囲気の写真を選ぶことが大事だと教わりました。
あと、掃除屋さんだからといって白い作業着だと汚れが目立つので、青をテーマカラーにしているんです。清潔感もあるし、目立つので。どうせだったら眼鏡も青くして、インパクトを出せるようにキャラクター作りをしています。
子供がいるなら、絶対に子供と一緒に写真を撮るべきだとも言われました。ペットがいるなら、ペットも一緒に。それで、お客さんに共感してもらえるようにするんです。「この人も子育てしながら頑張ってるんだ」「ペットがいる家庭の大変さ、分かってくれるんだ」と思ってもらえるように。
── 写真だけでなく、文章でも工夫されているんですよね?
加藤さん:知らない人を家に呼び込むというハードルを、できるだけ下げたいんです。だから、プロフィールの自己紹介欄に「うちも小さい子がいるので、お子さんがいるご家庭の大変さ、よく分かります。お掃除、お任せください」というように書いています。
お客さんに「この人なら分かってくれる」と思ってもらえるようにしているんです。専門用語は使わないで、普通の一般の人と同じ目線で説明することも心がけています。口コミがまだ少ない時期は特に、どんな人なのかが分かるように詳しく書いていました。
見積もりの工夫
── 見積もりで工夫されていることはありますか?
加藤さん:今は閑散期なので価格を下げていますが、3月から引っ越しシーズンになるので、予約状況を見ながら少しずつ上げていく予定です。
自社のホームページには、繁忙期と閑散期で料金を分けて表示しています。他のお掃除屋さんではあまり見ないんですけど、「3月だと高いから、2月に頼んでみようかな」とお客さんに思ってもらえたらいいなと思って。
メッセージの工夫
── お客様とのメッセージでは、どんなことを意識していますか?
加藤さん:まず、レスポンスは早い方がいいので、受付時間を特に決めていません。気づいたら、夜10時でも11時でもすぐに返信しています。
それと、お客さんの不安や心配を取ってあげることを意識しています。リクエストをもらった時に「何か不安なことがあれば、メッセージで言ってください」と案内して、「どういう汚れが一番気になっていますか?」「そのくらいの汚れでしたら全然大丈夫ですよ」「時間的にはこれくらいです」とか、こちらから聞いて、事前に情報を伝えてあげるようにしています。
ミツモアの機能で特に役立ったもの
── ミツモアの機能で、特に便利だと感じたものを教えてください。
加藤さん:やっぱり自動応募ですね。現場に出ている時でも、自動で応募してくれるから取りこぼしがないっていうのが大きいです。インスタグラムみたいに、自分で投稿を作って編集して、っていう手間が一切ないので。手数料は発生するけど、手間が一切かからないというのは、本当にありがたいです。
それと、ミツモアは相見積もり型のサイトなので、他の業者の金額が見られるんです。これがすごくいい。
選ばれなかった時も結果が分かるので、金額が原因なのか、それとも別の理由なのかを考えるきっかけになるんです。金額は他の方が安いけどうちが選ばれたという時は「なんでだろう?」と考えて、説明文が良かったのか、写真が良かったのか、プロフィールの共感ポイントが刺さったのか、色々考えますよね。
逆に、うちの方が安いのに他が選ばれたという時は「何か違う理由があるんだろうな」と思って、説明文とか写真とかをこだわってみたりして、改善しています。
── なるほど、比較することで改善のヒントが見えるんですね。
加藤さん:そうなんです。現場でお客さんに「選んでもらった理由は何でしたか?」と聞いてみたりもして、自分の強みを把握するようにしています。それから、時期的に金額が変わったりするじゃないですか。「うちだけ妙に安くなってるな」と思ったら、それは反対にみんなが値段を上げたタイミングだったりとか。そういうのも色々参考になりますね。
今の受注状況と変化

── 現在の受注状況と、ミツモアを使い始めてからの変化を教えてください。
加藤さん:12月まではもう本当に忙しくて、月に10件以上はコンスタントに受注していました。年末年始の大掃除の依頼が終わり、3月に向けて空室清掃の依頼が増えてきています。時期によって、在宅のご家庭からの水回り清掃やエアコン掃除が多かったり、アパートやマンションの空室清掃が多かったりと変わりますね。
働き方もすごく変わりました。集客はミツモアに任せることができるから、現場の作業に集中できるし、家族との時間も取れるようになりました。定休日を設けて、無理なく続けられる働き方ができています。
年末にはホームページも作りましたが、それは地元の八街市周辺のお客さん向けで、ミツモアとは別物として考えています。ミツモアは広範囲で行かせてもらっている感じです。
これからミツモアを始める人へ

── これからミツモアを始める方に、アドバイスをお願いします。
加藤さん:色々心配や不安があると思うんですけど、考えていても何も進まないので、やるしかないです。僕も協会の先生に「最初の一歩が怖いと思うけど、踏み出さないと何も始まらない」と言われて、当たって砕けろでやってました。行動あるのみですね。
最初は数をやらなきゃいけないので、値段は他よりも安くやった方が、確実に仕事は入ります。選んで呼んでもらわないことには始まらないので。そこで口コミを一生懸命もらって、技術も上がっていけば、だんだん集客にも繋がっていきます。
実績が増えれば、お客さんにアピールできる材料も増えるので、プロフィールをしっかり作り込むこと。明るい写真、共感ポイント、そういうのを意識すれば、安売りしなくてもちゃんと選ばれるようになってきます。
── 今後の目標を教えてください。
加藤さん:安定して受注できる基盤ができてきたので、これからは繁忙期と閑散期のバランスをうまく取りながら、無理なく続けていきたいです。あと、地元の八街市でも認知を広げていけたらと思っています。

