10年間飲食業界で働いた後、電気工事業に37歳で飛び込んだ原田電工・原田拓也さん。ミツモアに登録して現在8カ月ですが、月30件ほどの案件を獲得し、口コミ100件以上とトッププロとして活躍しています。
未経験から事業を軌道に乗せるために、原田さんはどのようにミツモアを活用したのでしょうか?実際の経験をもとにお話を伺いました。
友人に誘われて、飲食業から経験ゼロで電気工事業で独立

── 電気工事の仕事で独立する前は、どんなお仕事をされていたんですか?
原田さん:もともと和食の本格居酒屋で、ホールとキッチンの両方を担当しながら店長を務めていました。10年ほど飲食業に携わっていたんですが、マネージャーや役員に進むかというタイミングで会社との方向性の違いを感じて、退職することにしました。
── まったく異なる業界である電気工事業をなぜ選んだのでしょうか。
原田さん:飲食業時代は、働き方についてずっと悩んでいました。営業時間だけではなく、仕込みや後片付けで拘束時間が長く、人手不足にも振り回されて、休みも少なかったです。
そのため、成果に見合った対価が得られて、自分のために時間を使えるライフスタイルに変えたいとずっと考えていました。
そんな時に、電気工事の仕事をしていた付き合いの長い友人が「一緒にやってみないか?」と誘ってくれたんです。
── 38歳での異業種転身は、大きな決断ですよね。不安はありませんでしたか?
原田さん:不安よりも「面白そうだな、楽しそうだな」という気持ちのほうが先にありました。
実は飲食業の前は塾講師をやっていたんですよ。塾講師から飲食業も結構な方向転換でしたし、新しいことにどんどん挑戦したいという性格なので、抵抗はなかったですね。ただ「本当に食べていけるかどうか」という心配はありました。
── 電気工事の技術はどうやって身につけたのでしょうか?
原田さん:最初は友人に付き添って、見よう見まねでお手伝いからスタートしました。2〜3カ月でエアコンの室外機脱着を1人でできるようになり、半年ほどで第二種電気工事士の資格を取得できました。
そこからは友人に教えてもらいながら、照明やインターホンの取り付けなど実践で学んでいきました。現場ごとに環境が違うので、実践に勝る環境・経験はないと感じましたね。
オペレーターのサポートがあり、初心者でもはじめやすいミツモアに登録

── どのようなきっかけでミツモアを知ったのでしょうか?
原田さん:友人に他の職人さんがミツモアに登録していることを教えてもらったんです。ハウスメーカーの下請けをしながら、空いた時間に自分で依頼を受けて報酬を得られるなら、経験にもなるので、はじめてみようと思いました。
いくつかのマッチングサイトに登録したり、資料を取り寄せたりしましたが、その中でミツモアが一番はじめやすいと感じました。
── ミツモアがはじめやすいと感じたのは、なぜでしょうか?
原田さん:他のマッチングサイトはプロフィールに施工写真が必要なため、掲載できる写真のない自分はすぐに登録できませんでした。ミツモアは施工写真が必須ではないだけでなく、お客様とのチャットもやりやすかったです。
また、スタート時にオペレーターの方がつきっきりでサポートしてくれたので、スムーズにはじめられました。
誠実なプロフィールと待たせないお客様対応で口コミを獲得

── ミツモアに登録して、どれくらいで成約できましたか?
原田さん:1カ月ぐらいは成約できませんでした。他の事業者さんのプロフィールを見ると、経験豊富な方や口コミを何件も積み重ねている方がたくさんいたので、経験のない自分が案件をもらうには、はじめは粘り強く待つしかなかったです。
──実績や口コミがない状態で成約するためにどのような対策をしましたか?
原田さん:やれることは一通りしてみました。プロフィールは、他の事業者にはない自分の持ち味を出せるようにしつつ、依頼者の立場に立って「どんな業者なら頼みやすいか」を徹底的に考えて反映させました。
また、選んでもらえるように、見積もり金額は抑えめにしました。
── 原田さんは、プロフィールで経験が少ないことを正直に書かれていますよね。
原田さん:はい。経験があるふりをして、お客様に「思っていたのとは違った」と思われることだけは絶対に避けたかったんです。ミツモアは口コミが次の成約につながっていく仕組みなので、お客様が不満を感じないようにしました。
だから未経験であることは隠さず、その分「できることを丁寧にやります」「メッセージはなるべく早く返します」「夜中でも早朝でも、遠くでも伺います」と、自分にできることを最大限アピールしました。
── 原田さんは接客業出身なので、お客様対応は得意かと思いますが、特別に心がけていることはありますか?
原田さん:飲食店時代のクレーム対応の経験から、お客様が一番ストレスを感じるのは「待たされること」だとわかっています。返信がない、質問にちゃんと答えが返ってこないということが絶対にないようにしています。
特に文章の場合、相手がどう受け取るか分かりにくいので、気にしすぎるくらい丁寧にすることを心がけています。
あとは、修理の場合は原因をちゃんと説明して、お客様が納得できるようにすることも大事にしています。
── そうした姿勢が口コミにも反映されていると感じますか?
原田さん:はい。口コミで「言葉遣いが丁寧だった」「しっかり説明してくれた」と書いていただけると、やり方は間違っていないなと自信になります。
── 口コミの積み上げは、成約率に影響がありますか?
原田さん:口コミの評価は、ミツモアで案件をいただくうえでとても重要だと思います。飲食店選びでも、食べログの評価や口コミを見てお店を決めますよね。それと同じで、ミツモアでも口コミの評価は選ばれる基準になります。
実際に登録したばかりの頃と比較して、現在はものすごいペースで相談をいただけるようになりました。
自動応募機能の活用で、作業中でも取りこぼしなく、安定の成約率

── ミツモアの自動応募機能は活用されていますか?
原田さん:はい、かなり助かっています。
たとえば、ハウスメーカーの案件が午後の早い時間に終わるので、その後の空いた時間にミツモアの依頼を受けるという形にしています。この時、作業中はお客様対応に集中しているので、リアルタイムで新しい案件をチェックするのは難しいです。
自動応募を設定しておけば、作業中でも取りこぼしなく案件にアプローチできるので、1人で動いている自分にとっては本当にありがたい機能ですね。
── 現在、ミツモア経由ではどのくらい受注されていますか?
原田さん:3月は28〜30件ほど成約をいただきました。登録してまだ8カ月ぐらいですが、口コミも100件を超えて、始めた頃とは比べものにならないくらい相談が増えました。
── 現在の仕事の割合はどのようになっていますか?
原田さん:ハウスメーカーからの依頼が6.5〜7割で、ミツモアが3割弱、その他が1割という感じです。ハウスメーカーの案件を土台にしつつ、ミツモアでプラスアルファの売上を確保するという形で、安定してきました。
── 閑散期の対策はどうされていますか?
原田さん:閑散期だから特別何かをするというよりも、日々の取り組みの積み重ねが大事だと思っています。
閑散期は手が空いている分、レスポンスをさらに早く返せますし、アフターサービスや気になった箇所の手直しも丁寧にできます。それが良い評価につながって、1年を通して依頼をいただけるようなサイクルになっていくと思います。
法人化も視野。職人が働きやすく、お客様とつながれる取り組みにも参画したい

── 順調に案件を獲得している原田さんから、これからミツモアをはじめる方にアドバイスをお願いします。
原田さん:立ち上げ当初は「何か新しいことをやらなきゃ」「他がやっていないことをしなきゃ」と焦りがちですが、まずは当たり前のことをちゃんとやることが一番大事だと思います。
むしろ「やってはいけないこと」をやらないようにする、それだけでも他との差は生まれるはずです。
── 今後の目標を教えてください。

原田さん:直近では、電気工事の事業登録を完了させて、エアコン取り付けやコンセント工事にも対応できるようにしたいです。ゆくゆくは法人化も視野に入れています。
また、職人がもっと働きやすく、お客様ともっと身近につながれるような取り組みのお手伝いができたらいいなと思っています。
