防水工事業者が集客で失敗する3つの理由
防水工事は数10万円以上の高額な費用がかかるため、依頼者は業者選びを慎重に行います。集客がうまくいかない業者は、依頼者が納得できる価格を提示し、信頼を勝ち得ていません。それには、以下のような原因が考えられます。- 訪問営業やポスティングにより、警戒されてしまう
- 相見積もりで自社の強みを伝えきれない
- 専門用語の多用するため、施工内容が理解されていない
訪問営業やポスティングにより、警戒されてしまう
突然の訪問や、不安を煽るようなチラシは、逆効果になってしまうことがあります。それは、悪質なリフォーム詐欺や点検商法がニュースで頻繁に取り上げられているため、依頼者が警戒しているからです。 だからこそ、事前に業者の顔写真や過去の口コミを確認し、依頼者自身が情報を比較できるマッチングサイトが集客のツールとして有効です。相見積もりで自社の強みを伝えきれない
防水工事は高額になるため、3〜4社の相見積もりになることが少なくありません。一般的な戸建ての防水工事は特別な資格がなくても施工できてしまうため、安さだけを売りにする無資格業者に仕事を取られ、単なる価格競争に陥ってしまうケースが多々あります。 マッチングサイトを活用すると、金額だけでなく、「1級防水施工技能士」といった国家資格の保有証明や、過去の詳しい施工実績、お客様の口コミをセットで提示できます。こうした資格や実績をもとに検討してもらえるため、価格競争から抜け出し、適正価格での集客が可能となります。専門用語の多用することで、施工内容が理解されていない
ウレタン防水の密着工法、FRPのトップコートといった専門用語を並べても、知見のない依頼者には理解できないことがあり、それが価値がある施工なのか伝わりません。このことにより、「不要な工事まで追加されているのでは?」という不信感まで招くこともあります。 依頼者の立場に立って伝わりやすい説明、納得感のある見積りを提示することで成約の可能性がアップします。効果が高い順!防水工事の集客方法7選
防水工事の集客方法はさまざまありますが、リソースに限りがあるうちは効果が高い方法から試すとよいでしょう。効果が望める順に7つの集客方法を紹介します。- マッチングサイトに登録する
- Googleビジネスプロフィールに登録する
- ホームページを作りSEO対策をする
- 既存のお客さんからの紹介を増やす
- YouTube・動画コンテンツで専門性を発信する
- リスティング広告を出稿する
- SNSで施工事例を発信する
マッチングサイトに登録する
マッチングサイトは、防水工事を直接依頼したいお客様と、事業者をつなぐプラットフォームです。防水工事は数十万円以上と高額になり、住宅の耐久性にもかかわるため、納得できる価格で、しっかりした業者に依頼したいと依頼者は考えます。そのため、複数の業者を比較・検討できるマッチングサイトを利用するケースが増えています。 マッチングサイトに登録するだけで、大手の業者ではなくても、依頼者との接点が生まれます。| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 登録無料・成約した分だけ費用発生 |
| 即効性 | 登録後すぐに案件が届き始める |
| 難易度 | Web未経験でも始められる |

Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップ上に自社の情報を登録できる無料サービスです。 防水工事の集客では、Googleビジネスプロフィールの活用がおすすめといえます。突然の雨漏りなどで焦っているお客様は、すぐにスマホで「横浜市 防水工事」「川崎市 雨漏り修理」のように「自分の地域 + サービス名」で検索し、一番上に表示されるマップの中から近くの業者を探すからです。 マップ上部に自社を表示させる施策であるMEO対策の中心となるのが、Googleビジネスプロフィールです。| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料 |
| 即効性 | 上位表示まで数週間〜数カ月 |
| 難易度 | スマートフォンで設定できる |
【登録時に入力しておくべき情報】
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事業者名・住所・電話番号(実在する会社であることの証明)
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対応エリアと営業時間(緊急時の対応可否がすぐ伝わるように)
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施工事例の写真(下地処理からトップコート塗布までの丁寧な工程)
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建設業許可番号と保有資格
施工完了時に依頼者に口コミの投稿を依頼し、星の評価や感謝の声を蓄積していくことで、マップ上の順位も上がりやすくなります。
ホームページを作りSEO対策をする
自社のホームページが「横浜市 防水工事」や「ウレタン防水 費用相場」などのキーワードで、Google検索で上位表示させるために対策する方法です。
依頼者の目に留まりやすく、効果は高いですが、防水工事の検索上位には大手リフォーム会社やポータルサイトが表示されているため、厳しい競争となるのが現実です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 月数千円〜(サーバー・ドメイン代) |
| 即効性 | 成果まで6カ月〜1年程度 |
| 難易度 | 記事の継続更新が必要 |
SEO対策は成果が出るまでにどうしても時間がかかるため、まずは即効性のあるマッチングサイト等で目の前の売上を作りながら、並行してホームページを育てていくのが現実的な戦略です。
防水工事において、ホームページが持つもう一つの強力な役割は自社の情報を詳しく伝えられることと、信頼性が高まることです。ホームページで「ウレタン防水とFRP防水の違い」「なぜ下地処理が一番重要なのか」「明確な費用相場」などの記事や、実際の施工事例や職人の顔写真を載せておくとよいでしょう。
マッチングサイトで自社に興味を持った依頼者が社名で検索した際、ホームページで情報が見られると、成約率アップにつながります。
既存のお客さんからの紹介を増やす
過去に自社で施工したお客様からの紹介なら、信頼がすでに確立されているため、相見積もりになりにくく、価格競争を避けて成約できる可能性があります。| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | ほぼゼロ |
| 即効性 | 施工後すぐに声かけできる |
| 難易度 | 声かけの習慣化だけ |
施工完了時に「雨漏りなどでお困りのご知人がいればご紹介ください」と一言添えることは基本ですが、それだけでは不十分です。「1年後の無料点検でおうかがいします」と定期的なアフターフォローを行い、お客様に忘れられない関係性を築くことも必要になります。
新規集客の柱をしっかりと確保しつつ、出会った依頼者にていねいな施工を行い、数年がかりで紹介の土壌を育てていくのがおすすめです。
YouTube・動画コンテンツで専門性を発信する
「ウレタン防水の密着工法」や「プライマー塗布」といった専門用語を、言葉や文章だけで一般の方に理解してもらうのは困難です。依頼者に専門知識を伝え、技術力をアピールするツールとしてYouTubeなどの動画コンテンツがおすすめです。
施工風景を動画で公開し、職人自身が分かりやすい言葉で解説することで、技術力だけではなく、人柄まで伝わります。一度作成した動画は、公開し続ける限り、常に集客の助けになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料〜(撮影・編集費用が別途) |
| 即効性 | 再生数が増えるまで数カ月〜 |
| 難易度 | 撮影・編集のスキルが必要 |
しかし、お客様が見やすい動画を撮影・編集することは簡単ではありません。外注する場合は、コストがかかります。
そのため、まずは即効性のあるマッチングサイト等で安定して受注できる基盤をつくった後に、動画制作に取り組むとよいでしょう。
リスティング広告を出稿する
リスティング広告は、広告費を支払うことで、GoogleやYahoo!の検索画面で、「雨漏り修理 川崎」や「ベランダ 防水工事」といったキーワードを検索した際に、検索結果の上部に自社の広告を表示させる手法です。 SEO対策とは異なり、設定したその日から一番目立つ場所に表示させることができるため、即効性があります。| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | クリックごとに数十円〜数百円 |
| 即効性 | 出稿直後から表示される |
| 難易度 | キーワード設定の専門知識が必要 |
しかし、防水工事に関するキーワードは、大手リフォーム会社も多額の広告費をかけているため、1回クリックされるための単価が高騰しています。そのため、コストに対して効果が見込めるか検討する必要があるでしょう。
SNSで施工事例を発信する
InstagramやX(旧Twitter)などで防水工事の施工前後の写真や動画を投稿し、認知度を上げる方法です。無料で手軽にはじめられるため、現場の合間などの隙間時間を活用してスマートフォン一つで更新できるのが魅力です。| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料 |
| 即効性 | フォロワーが増えるまで数カ月〜 |
| 難易度 | スマートフォンで投稿できる |
内装リフォームなどの施工事例とは異なり、ウレタンやFRPの防水工事は視覚的な変化が一般の方には伝わりにくく、実際はSNSで防水工事を検索する人は多くありません。
しかし、マッチングサイトなどで自社を知った依頼者が社名で検索した際、SNSのアカウントがあれば必ずチェックされます。そのときに、施工事例を見せられることで、成約獲得の助けになります。
防水工事の集客を成功させる4つのコツ
防水工事の成約率を引き上げるために、おさえておくべきコツは以下の4つです。- 建設業許可・資格を明示して信頼性を高める
- 見積もりの透明性を高める
- 自社の強みを依頼者にわかりやすく発信する
- 口コミを積極的に集める
建設業許可・資格を明示して信頼性を高める
防水工事業は建設業法上の29業種の一つであり、請負金額が500万円(税込)以上の工事を受けるには建設業許可の取得が必要です。しかし、そうした知識がない依頼者も少なくありません。 だからこそ、許可番号をプロフィールに明示することで初めて依頼する依頼者の不安を和らげられます。 防水施工技能士(国家技能検定)の資格もプロフィールに記載することで、技術力を客観的に示せます。「許可番号:○○」「防水施工技能士1級」という具体的な記載が、口コミや施工実績と組み合わさることで信頼性が高まります。見積もりの透明性を高める
「後から追加費用が発生した」「事前の説明と金額が違った」というトラブルは、お客さんが業者を選ぶ際の不安の一つです。見積もり時に詳しくヒアリングを行い、実際の金額に近い金額を提示すること、詳細な内訳を説明しておくことで依頼者の不安が和らぎ、クレームを予防することもできます。 最近の依頼者は情報を独自で集めているため、納得感のある適正価格の提示も大切です。自社の強みを依頼者にわかりやすく発信する
職人がこだわる「工法の違い」をそのまま伝えても、依頼者には価値が伝わりません。 自社の技術をアピールする際は、専門用語を避け「この材料なら〇年安心です」とメリットに翻訳して伝えましょう。言葉だけでなく、現場の写真を見せながら劣化原因と補修方法を視覚的に説明することも大切です。口コミを積極的に集める
多くの依頼者がはじめて依頼するため、安心材料となる口コミが重視されやすいです。そのため、施工後に「よろしければ、口コミの投稿をお願いします」とご挨拶する習慣をつけましょう。 ミツモアのデータによると、口コミが3件以上ある事業者の成約率は口コミがない事業者の約3倍です。 マッチングサイトとGoogleビジネスプロフィールの両方に口コミを蓄積することで相乗効果が生まれます。マッチングサイトの口コミはGoogle検索の結果にも反映されるため、地域での認知度向上につながります。

