ミツモアに「依頼者のサクラがいるのではないか」という疑念が、ネット上で取り沙汰されることがあります。
結論からお伝えします。架空の依頼者を組織的に仕込んだ事例は、これまで一件も確認されていません。
ただし、業者がこの疑念を持つこと自体には理由があります。サクラ疑惑がどこから生まれたのかという構造と、その事実を、業者の視点で順に検証します。
ミツモアの「依頼者サクラ疑惑」とは
「ミツモアのサクラ」という言葉は、実際には2つの異なる意味でネット上で取り沙汰されています。
- 依頼者が偽物だという疑い
- 業者の高評価口コミがやらせではないかという疑い
この記事は、ミツモアへの登録を検討している業者に向けて、依頼者が偽物、つまりサクラである疑念について扱います。
依頼者のサクラとは、ミツモアの運営が架空の依頼を装って業者に見積もりを送らせ、費用を負担させているのではないか、という疑念を指します。ネット上でそう呼ばれているもので、ミツモアの公式な用語ではありません。
業者がこの疑念を持つのは、応募に費用がかかる場合があるにもかかわらず成約に至らない、という経験が背景にあります。
ミツモアで依頼者のサクラ疑惑が生まれた背景
業者がミツモアの依頼者はサクラだと考えるに至った2つの背景があります。
- かつて見積もりを送るたびに費用がかかる時代があった
- 相見積もりでどこも成約しなかった依頼があった
それぞれ解説します。
かつて見積もりを送るたびに費用がかかる時代があった
ミツモアには過去、見積もりやメッセージの送信そのものに費用が発生する課金の仕組みがありました。
応募を重ねるほど費用がかさむため、メール営業が得意でない業者にとっては、成約できなければ赤字になることもあり得る仕組みでした。
この時代に「費用をかけたのに成約しなかった」という経験をした業者にとって、その記憶が「費用を払わされているのではないか」という感覚の出発点になっています。
相見積もりでどこも成約しなかった依頼があった
ミツモアは、1件の依頼に対して最大5社が見積もりを送る相見積もりのサービスです。
応募した業者は同じ依頼に応募した他社が成約したかどうかを確認できます。どこか1社が成約していれば、その依頼で実際に取引が成立したことは応募した業者にも分かります。
一方で、5社の誰も成約しなかった依頼に何度か当たると、「この依頼は、そもそも発注する気がある人からのものだったのか」という疑問が生じます。
「費用をかけて応募したのに、自分も他社も誰一人成約していない…」
その状況を見たとき、依頼そのものが架空だったのではないか、という疑いが「サクラ」という言葉に集約されていきました。
ミツモアの依頼者サクラ疑惑の真相
疑念があることと、事実が確認されたことは別物。ミツモアの仕組みを理解すれば、サクラ疑惑はシステムとして成立しないことが理解いただけます。
サクラを仕込む動機があるかどうかは、ミツモアの課金モデルを理解するとわかりやすく判断できます。課金モデルには以下の2種類があります。
- 成約課金型
- 応募課金型
成約課金型でも応募課金型でも、架空の依頼を組織的に仕込んで運営が利益を得る経路は存在しません。「やらない」という姿勢の問題ではなく、仕組みのうえで「やっても収益にならない」のです。
ミツモアの料金体系を解説したうえで、サクラを仕込む動機が仕組み上ないことを解説します。
ミツモアの料金体系
料金体系は大きく2つに分かれます。
成約課金型
依頼が成約して初めて手数料が発生する仕組みです。
自動応募(事前に設定した条件に合う依頼へ自動で見積もりが送られる機能)を使えば、見積もりを送る段階では費用は発生しません。
成約しなければ、業者の支払いはゼロです。
応募課金型
応募した時点でミツモアポイント(165円〜)を消費する仕組みです。
見積もりを送る行為に費用がかかります。
ただし、依頼者が96時間見積もりを閲覧しなかった場合や、未読のままキャンセルした場合には、消費したポイントが業者へ返還されます(外装カテゴリなど一部サービスは返還対象外)。
上記、料金体系のもとでは、架空の依頼を仕込んでも運営の収益にはつながりません。
成約課金型では、依頼が成約しなければ運営に手数料が一切入りません。架空の依頼者は支払いをしないため、成約は発生しません。成約に至らない依頼をいくら作っても、運営の収益はゼロのままです。
それどころか、自動応募は業者の応募段階で費用が発生しないため、業者から徴収できる金額もありません。
応募課金型でも、架空の依頼では収益になりません。架空の依頼者は見積もりを閲覧しないため、業者が消費したポイントは返還条件に当てはまって業者へ戻ります。
このように、ミツモアにはサクラを仕込む動機が仕組み上ないのです。
ミツモアが信頼できる会社である根拠
ミツモアは、行政機関や報道機関から外部評価を受けている企業です。
費用をだまし取る構造の企業が、こうした評価を受けて事業を続けることは現実的ではありません。
ミツモアが受けている主な外部評価は以下のとおりです。
| 年 | 受賞・選出 |
|---|---|
| 2022年 | 第22回 Japan Venture Awards 地域貢献特別賞 中小企業基盤整備機構 |
| 2023年 | 日本スタートアップ大賞2023 経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞) 経済産業省 |
| 2023年 | すごいベンチャー100(2023年版)選出 週刊東洋経済 |
| 2024年 2025年 | Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング」TOP20 選出 Forbes JAPAN |
経済産業省や週刊東洋経済といった第三者から評価を受けていることは、ミツモアが事業として継続的に運営されていることの裏付けになります。
報道では、日本経済新聞の「NEXTユニコーン」調査で37位(2026年・全101社中)に選ばれています。
依頼者のサクラがいないミツモアで成約に結びつかない理由
ミツモアがサクラを仕込んでも利益にならないこと、行政機関や報道機関から外部評価を受けている企業であることは解説しました。
得することはありませんが、サクラを疑う余地が理屈の上で残るのは、5社の誰も成約しなかった依頼だけです。
サクラがいないミツモアで成約に結びつかない理由は、1件の依頼に最大5社が応募するという仕組みを理解することがポイントになります。
ミツモアは相見積もりのサービス。競合に負けると成約しない
ミツモアでは、1件の依頼に対して最大5社が見積もりを送ります。成約できるのは、そのうちの1社だけ。
つまり、応募しても成約に至らないことは、構造上普通に起こります。落ちたという事実は「サクラだった」ことの証拠ではなく、「競争で選ばれなかった」という結果です。
業種によって、応募の集まり方や成約のしやすさには差があります。
| 業種名 | 成約率 |
|---|---|
| 外構工事・エクステリア | 6.9% |
| 翻訳 | 4.6% |
| イベント運営 | 4.4% |
| ハウスクリーニング | 4.2% |
| 水のトラブル | 4.1% |
| 害虫駆除・害獣駆除 | 4.0% |
| 鍵・防犯対策 | 3.7% |
| 便利屋 | 3.4% |
| 機器設置・修理 | 3.3% |
| 庭の手入れ | 3.3% |
| 引越し | 3.1% |
| 自動車修理・整備 | 2.6% |
| リフォーム | 2.3% |
| 行政書士 | 2.2% |
| カメラマン | 1.6% |
| 税理士 | 0.9% |
※出典:ミツモアの2025年11月〜2026年5月の成約データ(成約件数100件以上の業種のみ掲載)
※出典:ミツモア成約データ(挿入時に年月を記入)
5社の中から「誰を選ぶか」を決めるのは依頼者
5社の見積もりが出そろったあと、どの業者と成約するかを決めるのは、ミツモアのシステムではなく依頼者本人です。そして依頼者は、価格だけで業者を選んでいるわけではありません。
自社より安い見積もりを出した業者がいても受注に至るケースがあります。
ハウスクリーニングで月50件前後の成約を続けるReLife合同会社の酢藤忠義さんは、価格設定についてこう話しています。
「事前にいろいろ情報収集をし相場がどれくらいかよく吟味した上で(中略)5件のプロが提示する価格の『上から2番目』あたりを目指して狙っています」
「お客様側の心理としても、あまり安いと仕事の質が低いのかなと心配になりますし、高いのも納得できない」
出典:月50件成約のトップクラスプロが語る、ミツモアでビジネスを成功に導く5つの要素とは?
安さだけでは選ばれないため、価格設定は最安値を狙うより、相場を踏まえた納得感のある金額にするほうが成約につながります。価格帯別の成約率データからも、その傾向が確認できます。
| 価格帯 | 平均成約額(目安) | 成約率 |
|---|---|---|
| 低価格帯 | 約10,700円 | 4.2% |
| 中価格帯 | 約21,600円 | 3.7% |
| 高価格帯 | 約69,600円 | 2.4% |
※出典:ミツモアの2025年11月〜2026年5月の成約データ
※出典:ミツモア成約データ(挿入時に年月を記入)
口コミの積み上げも、選ばれやすさに直結します。口コミが増えるほど依頼者から選ばれやすくなり、その成約がさらに次の口コミを生む流れにつながります。
口コミがまだ少ない段階では、応募メッセージの内容や返信の速さで信頼を補うことが、最初の成約への近道です。
| 口コミ件数 | 成約率 |
|---|---|
| 0件 | 1.5% |
| 1〜5件 | 1.9% |
| 6〜20件 | 2.4% |
| 21件以上 | 3.5% |
※出典:ミツモアの2025年11月〜2026年5月の成約データ
※出典:ミツモア成約データ(挿入時に年月を記入)
成約しないという状況の多くは、架空依頼のせいではなく、価格・口コミ・対応のいずれかで競合に及ばなかった結果です。いずれも、業者自身の工夫で改善できる課題です。ミツモア外の業者とも依頼者は比較している
ミツモアで成果を出しているプロの事例
ミツモアで成果を出している事例を、ハウスクリーニング2社、引越し1社で紹介します。
依頼者がサクラばかりでは成約金額を重ねることは不可能であり、ご紹介する事例からもサクラがいないことを理解いただけるかと思います。
有限会社アセンション(ハウスクリーニング)
登録前の状況
大手ハウスクリーニング会社から独立して20年、会社創業15周年を迎えた有限会社アセンションの仲瀬久純さんは、東京都中野区を拠点に水まわり・ガラス・床の清掃を手がけてきました。
定期清掃や下請けの仕事が柱の一つでしたが、繁忙期と閑散期で忙しさに波があり、下請け以外の集客が長年の課題でした。
ミツモアでの成果
登録から4か月ほどで、成約金額は150万円近くに到達。口コミは27件を積み上げています。
「定期や下請けの仕事だけでなく、新規のお客様を取ることが大切な課題になっている今、ミツモアは貴重で有効な営業ツールです」
「営業コストをかけずに口コミで次のお客様につながっていくことがとてもありがたいです」
成功の要因
仲瀬さんが心がけたのは、見積もりへの応募時にできるだけ早く返信すること、そして依頼者の意向にできる限り合わせることでした。
成約した依頼者の家族や、不動産の大家から別の部屋の依頼につながるなど、口コミが次の仕事を呼ぶ流れが生まれています。
出典:ハウスクリーニングの新規顧客を下請けに頼らず獲得。ミツモアで口コミを積み上げて、4か月で150万円の成約を達成
ReLife合同会社(ハウスクリーニング)
登録前の状況
大阪市を拠点にエアコンクリーニングやハウスクリーニングを手がけるReLife合同会社の酢藤忠義さん。
Web集客を始めようとさまざまなサイトを調べたとき、他の大手集客サイトには、登録にWeb営業の経験が必要など、利用開始までに時間がかかるものもありました。
ミツモアでの成果
登録から1年未満で、毎月50件前後を安定して成約。口コミは300件に迫っています。
「すぐに登録できて利用を開始するまでのスピード感がいいなと思いました」
「営業の間口が大きく広がりました」
成功の要因
酢藤さんが大切にしているのは「相手の立場になってみる」という姿勢です。依頼者が抱く不安を受け止め、一件一件の出会いを丁寧に重ねることで、高い評価が積み上がっています。
出典:月50件成約のトップクラスプロが語る、ミツモアでビジネスを成功に導く5つの要素とは?
AMICALサービス(引越し)

登録前の状況
東京都八王子市を拠点に、坂本さん夫婦が経営するAMICALサービス。
ミツモアの前に大手の集客サイトにも登録していましたが、価格交渉に手間がかかるわりに成約できず、成約数にも仕事内容にも満足できない状況が続いていました。
ミツモアでの成果
登録から半年未満で月130件近くを成約し、従業員も増員。登録から1年で口コミは400件を超え、その評価のほとんどが5つ星です。
「ミツモアではさまざまな条件等を設定できてチャットなどで事前にお客様とコミュニケーションがとれるので、悩みを解消することができました」
成功の要因
以前のサービスで成約できなかった原因は、架空の依頼ではなく、事前のやりとりの不足でした。
ミツモアのチャット機能で荷物量や条件を事前に確認することで、当日のトラブルが減り、成約につながっています。
出典:登録から1年で口コミ400件超!評価のほとんどが5つ星の引っ越しプロに聞きました
まとめ:ミツモアにはサクラを仕込む動機すら存在しない
ミツモアが組織的にサクラを仕込んでいるという事実はなく、ミツモアの課金モデルとしてサクラを仕込むという動機すら存在しません。
成約課金型サービスを利用する場合は、成約して初めて手数料が発生するため、架空の依頼を作っても運営の利益はゼロのままになり、応募課金型サービスの場合は、依頼者が未読・未閲覧のままキャンセルした場合、消費ポイントは業者へ返還されるため、運営の収益にはつながりません。
成約しない理由はサクラの存在ではなく、相見積もりによる競争の結果です。
初期費用や月額利用料は無料です。
まずは無料登録し、実際の依頼数や成約の感触をご自身で確かめてみてください。
